アメリカのカリグラファー、John Stevens氏と共同で開発したローマンキャピタルの書体です。氏が平筆で書いたオリジナルの文字を私が書体化しました。
2011年にライノタイプ社から発売されています。
この書体の最大の特長は、筆で書いた時に生じるかすれを書体に取り込んだことで、かすれがないものから全体にかすれたものまで、段階的に4つのファミリーで構成されています。
順番に Sable Blush、Badger Blush、Boar Blush、Wolf Blushの名前がついてます。
オルタネイトレターも豊富に揃えているので、いろいろな組み方ができます。
この書体は、大文字だけで小文字はありません。
Stevens Titling Pro(スティーブンス・タイトリング・プロ)
2011
Pirouette (ピルエット)
2004
カリグラフィーをベースにしたディスプレイ書体で、大文字が2本線で構成された特徴のあるデザインです。 太い線と細い線をそれぞれ別に扱えるフォントも用意されているため、重ねて色を変えることもできます。
Regular, Separate-1, Separate-2, Text, Alternate & Ligature, Ornament の6フォントのファミリーです。
2003年のライノタイプ社主催の International Type Design Contest でディスプレイ部門の 1st prize を獲得、翌2004年に発売されました。
2006年から、OpenType 機能を生かした新バージョン、Pirouette Com Regular も発売されています。
http://www.linotype.com/91918/pirouette-family.html
http://www.linotype.com/3175/pirouette.html